解説 |
明治6年創設の大阪鎮台を前身とし、明治21年に第四師団に改称。
日清戦争時には遼東半島に上陸後,同地を警備。
日露戦争時には第二軍所属として金州・南山・得利寺・大石橋・遼陽・沙河・奉天の各地を転戦する。
昭和12年から満州駐箚、渡満後直ぐに蘆溝橋事件が発生。第四師団はそのまま日中戦争を華北や満蒙方面を転戦する。昭和15年7月に華中方面に移動、漢水作戦・予南作戦・江北作戦に従事した。昭和16年9月には第一次長征作戦に参加している。この作戦後,第四師団は大本営直轄部隊に指定、上海にて南方作戦の為に待機した。
太平洋戦争開戦後は予備兵力として待機していたが、フィリピン戦において失敗した第一次バターン半島攻略作戦を支援するために戦線投入されることになる。
続いて半島先端のコレヒドール要塞攻略戦に参加。
その後本土に帰還したが、昭和18年9月にスマトラ島に配備、そらにその後ビルマ方面に転戦したが、タイに進駐した段階で終戦となった。 |