1月

     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 塩の通帳制配給実施
家庭用ガスの使用量割当制実施
1日
フィリピン方面 フィリピン・マニラ占領 2日
3日
4日
5日
6日
7日
国内情勢 第1回大詔奉戴日
毎月1日の興亜奉公日廃止
8日 国際情勢 英空軍:タイ王国の都市部に対する攻撃を開始
大蔵省:大東亜戦争国庫債券を発行
9日
国内情勢 大都市(六大都市)での味噌・しょうゆの切符配給制度、実施 10日
11日
12日
13日
14日
15日
国内情勢 大日本翼賛壮年団結成 16日
17日
18日
19日
国内情勢 『繊維製品配給消費統制規則』を制定公布 20日
21日
22日
南東方面 ラバウル占領 23日
国内情勢 文部省:国民練成所を設置し、中学教員に対し練成を実施 24日
南西方面 バリクパパン海戦
25日 国際情勢 泰国(タイ王国):米英に宣戦布告
26日
27日
28日
29日
30日
31日

1942年(昭和17年)1月の情勢

 
全般情勢
開戦後、1ヶ月が経過。
第一段階作戦に於ける侵攻作戦の結果、各方面での足掛かりを得たことにより、以後の作戦を順調に消化していく。
 
南東方面
第四艦隊による南東方面(対豪戦方面)への侵攻の足掛かりとしてニューブリテン島ラバウルを攻略。その為にハワイ作戦の後、本土に帰投していた南雲機動部隊を支援に向かわせる。
  
南西方面
マレー半島攻略作戦に従事する陸海軍部隊は陸軍第二五軍が南下を進め、一路シンガポール攻略に邁進する。
一方、セレベス島メナド攻略を目指した海軍部隊は日本軍初の落下傘部隊による空挺作戦を決行。同島の飛行場の制圧にに成功した。
続いて陸軍の落下傘部隊がスマトラ島バレンバンの油田地帯に降下し、これの制圧に成功する。
その後第十六軍がジャワ島攻略作戦、ボルネオ島攻略作戦といった蘭印方面攻略作戦を開始した。
  
フィリピン方面
開戦時、台湾からの渡洋爆撃を行った海軍航空隊と、北部フィリピンに進出した陸軍航空隊によりフィリピンの制空権は日本軍が掌握した。この下で進撃を開始した日本軍は1月2日にマニラ市を占領。引き続き後退する米軍を追撃しバターン半島に追い詰める。だが米軍の抵抗により第十四軍によるバターン半島攻略は頓挫してしまう。その為各地から重爆部隊、砲兵部隊を集め、バターン半島再攻略と同半島封鎖作戦の準備を開始する。
 
ビルマ方面
マレー方面の初戦、及びフィリピン方面の初戦が一旦終結したため、各地の戦力を再編成し、2月からのビルマ方面本格侵攻に備え戦力を集結させる。
  
     
2月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 衣料の点数切符制実施 1日 アフリカ戦線 独伊軍:北アフリカ・バルチェ占領
地方での味噌・しょうゆの切符制配給を実施
南東方面 米空母部隊
マーシャル群島方面に出現
南西方面 陸軍航空隊(第三飛行集団)
シンガポール攻略の為、事前の要地攻撃を開始(〜8日)
国内情勢 大日本婦人会創立 2日
南西方面 海軍基地航空隊
ジャワ島、本格攻撃開始
3日
国内情勢 連絡会議:
『爾後の戦争指導』を討議
4日 英国関係 チャーチル、内閣改造
南西方面 ジャワ沖海戦
5日
国内情勢 『陸海軍両統帥部事務当事者懇談会』
海軍の豪州攻略論に陸軍が反対する
6日
7日
8日
国内情勢 連絡会議
『爾後の戦争指導に関する件』を決定
9日 インド方面 蒋介石、インド訪問
国内情勢 昭和十七年度予算が成立
(歳出総計約62億3600万円)
10日
11日
12日
国内情勢 『今後とるべき戦争指導の大綱』を上奏 13日 西部戦線 独軍:ヒトラー、英本土上陸作戦の中止を決定
国内情勢 連絡会議
『華僑対策要綱』を決定
14日 米英関係 米英ワシントン軍事会議
英空軍、対独爆撃方針を変更
マレー方面 シンガポール占領 15日
国内情勢 シンガポール陥落で天皇勅語 16日
国内情勢 『兵器等製造事業特別助成法』制定 17日
南西方面 パレンバン占領
国内情勢 翼賛政治体制協議会発足(会長:阿部信行 18日
戦勝祝賀第一次国民大会開催
国内情勢 婦人標準服(モンペ姿)と活動衣を決定 19日 米国関係 米政府
太平洋岸に居住する日系人の強制退去を決定
(大統領令第9066号)
豪州方面 ポートダーウィン空襲
陸軍関係 参謀総長、『今後の作戦指導』を上奏
南西方面 ニューギニア沖海戦 20日
バリ島沖海戦
国内情勢 食糧管理法』を公布 21日
22日
23日 国際情勢 米・英・豪・ニュージーランド間の相互援助協定調印
国内情勢 『戦時災害保護法』を制定 24日 米国関係 米国:対外放送『ボイス・オブ・アメリカ』、放送開始
米方面 伊17潜、米西岸を砲撃
国内情勢 戦時災害保護法』を公布 25日
国内情勢 第二回重臣会議開催 26日
南西方面 スラバヤ沖海戦 27日 東部戦線 ソ連軍、攻勢作戦開始
国内情勢 大本営政府連絡会議 28日

1942年(昭和17年)2月の情勢

 
全般情勢
初期攻略目標である南方資源地帯攻略の為に進出した海軍部隊が連合軍艦隊と交戦状態に入り、水上艦艇同士の海戦が多発するようになった。
  
南西方面(南方資源地帯)
ジャワ島攻略を目指す陸海軍部隊に立ち向かってきた連合軍艦隊と交戦状態に突入。
ジャワ沖・ニューギニア沖・バリ島・スラバヤ沖の各地で海戦を行い、連合軍艦隊の掃討に成功する。
更に陸上基地航空隊も南東方面に進出。ジャワ島、チモール島といった方面の占領に乗り出した。
  
マレー方面
シンガポール占領を目指す第二五軍は半島を強行進撃により一気に南下し、シンガポールを目指した。軍司令官山下中将の強気の降伏勧告は当時急進撃により疲弊していた軍の内情を敵に悟られること無く押し切り、2月15日わもってシンガポール占領(降伏)へと導いた。
  
ビルマ方面
第十五軍によるビルマ方面侵攻はラングーン方面航空撃滅戦から始まり、続いて地上部隊の進撃へと進んだ。シッタン河を渡った陸軍部隊はビルマ北方方面とラングーン方面に進撃を重ね、ビルマ全域の制圧に乗り出す。
  
フィリピン方面
バターン半島攻略に失敗した第十四軍は戦力の再編成を進める一方で、半島の封鎖を行い、再攻略の機会を待ち続け、2月末より攻勢を開始する。
   
南東方面
ラバウルに拠点を設けた海軍は同方面最大の敵根拠地、ポートモレスビー方面に対する航空戦を開始。東部ニューギニア方面上陸の為の準備を開始した。
  
ハワイ方面
空母機動部隊による真珠湾攻撃後、同方面に対する作戦は潜水艦のみに任せられていた。それに合わせ、今度は飛行艇によるハワイ偵察及び空襲を企画、その為の準備を開始する。
  
インド洋方面
順調に作戦をこなし、南方資源地帯を手中に収めた日本軍は、同地域の防衛のためにインド洋方面の警戒強化と、防衛戦の為にアンダマン諸島攻略を決定する。
  
戦艦『大和』の配備
史上最大の戦艦となる戦艦『大和』が連合艦隊旗艦となった。
日本軍によって空母機動艦隊の有用性と、航空機の威力を世界に示したにもかかわらず、一方で大艦巨砲主義を貫く『大和』の配備は時代を逆行するものであった。
だが、それでも当時の海軍軍人にとって戦艦は絶対的なものであった。
   
米軍の反撃
真珠湾でいっきに主力戦艦群を失った米海軍ではあったが、生き残った空母を中心とした任務群は反撃を開始し、開戦後に占領されたウェーク島に対して空襲を行い、反撃への第一歩とした。
  
     
3月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
南西方面 ジャワ島に上陸 1日 クリミア戦線 ソ連軍:クリミアで攻撃開始
南西方面 バタビヤ沖海戦
クリスマス島沖海戦
南西方面 チラチャップ沖海戦 2日
3日
ハワイ方面 第一次K作戦(ハワイ空襲作戦) 4日 華南方面 重慶に米軍中国司令部創設
南西方面 バタビア占領 5日 米海軍関係 キング米海軍作戦部長が対日戦に関するメモを大統領に提出
関東方面 東京に初の空襲警報発令
海軍関係 真珠湾9軍神を発表 6日
ビルマ方面 第十五軍、ビルマ進攻作戦開始 7日
ハワイ方面 第二次K作戦(ハワイ空襲作戦)中止を発令
国内情勢 大本営政府連絡会議
『今後採るべき戦争指導の大綱』と情勢判断を決定。
蘭印に軍政布告。
ビルマ方面 ラングーン占領 8日 西部戦線 英空軍:パリ空襲
南西方面 スラバヤ、チラチャップ占領
南東方面 ラエ・サラモア占領
南西方面 ジャワ島:蘭印軍降伏 9日 国際情勢 ジャワ島:蘭印軍降伏
国内情勢 大本営政府連絡会議
『今後採るべき戦争指導の大綱』を最終決定
国内情勢 大本営発表
大本営陸軍部が3月7日までの陸軍戦果を発表
10日
南東方面 ポートモレスビー空襲 11日
国内情勢 戦勝第二次祝賀式を挙行 12日 フィリピン方面 マッカーサー将軍、フィリピン・コレヒドール要塞を脱出
国内情勢 首相・陸海軍両総長
『今後採るべき戦争指導の大綱』を上奏
13日 東部戦線 ソ連軍:パルパチ戦線で総攻撃開始
国内情勢 海軍大臣:占領地軍政処理要綱を制定公布 14日 国際情勢 『独伊経済協定』成立
南西方面 (海軍部隊)北部スマトラ攻略作戦、終了
15日 国際情勢 米国:日独伊の米国内資産を没収
16日
南西方面 スマトラ島攻略完了 17日
18日 国際情勢 トルコ:大統領が中立を声明
陸軍関係 陸軍参謀総長
『陸軍の持久的戦略指導方針』を上奏
19日 国際情勢 米国:選抜徴兵制度の登録開始
20日
国内情勢 大日本武徳会結成(武道団体統合) 21日
出版文化協会:全出版物の発行承認制を決定(4月より実施)
陸軍関係 陸軍参謀総長
南方方面視察(〜4月8日)
22日
フィリピン方面 第二次バターン半島攻略準備を下令 23日 国際情勢 インド独立運動代表の東京大会、閉幕
南西方面 空母機動部隊、スターリング湾集結 24日
国内情勢 第七九回議会、閉会 25日
南西方面 空母機動部隊、インド洋作戦開始
スターリング湾を出撃
26日
フィリピン方面 第二次バターン半島攻撃実施を発令 27日
28日 西部戦線 英空軍
独への夜間無差別爆撃を開始
(爆撃目標:リューベック市)
29日
ビルマ方面 トングー攻略 30日
参謀本部 四号軍備充実計画を概成 31日
支那派遣軍に対支宣伝謀略を指示

1942年(昭和17年)3月の情勢
   
全般情勢
2月に続き、南西方面・ジャワ島をめぐる連合国軍艦隊との戦闘が勃発。
さらにインド洋方面進出の為の準備を開始。
  
南西方面(南方資源地帯)
2月に続きジャワ島侵攻作戦の一環として勃発した各海戦の内、バタビヤ沖・チラチャップ沖海戦が勃発。
ジャワ島を占領し、蘭印軍を降伏に追い込んだ。
また北部スマトラ島攻略に着手し、これを占領。インド洋方面への出口を確保する。
そして最重要目的であった南方占領油田地区の油を本土送還開始する。
  
ビルマ方面
南方軍はビルマ方面へ進出。第十五軍によるラングーン占領。第五飛行集団による航空撃滅戦を展開し、重慶方面の後方支援線遮断を行う。
さらに南機関と共にビルマ独立義勇兵がラングーンに入り、以後独立運動を開始した。
  
フィリピン方面
バターン半島攻略作戦が失敗し、再攻勢準備に入っていた陸海軍だが、陸海航空部隊によるバターン半島爆撃作戦を開始。重爆部隊による集中爆撃を開始し、翌4月に予定された第二次バターン半島攻略作戦に備えた。
  
ハワイ方面
開戦時の真珠湾攻撃以降手付かずだったハワイに対し、飛行艇部隊によるハワイ偵察/爆撃作戦が決行された。(K作戦)
但し、2度の作戦が計画されたが、第一次K作戦は成功したが、第二次K作戦は飛行艇に対する補給拠点として予定されていたフレンチフリゲート礁が米艦艇の哨戒行動により補給任務の潜水艦が近寄れず、作戦は中止された。
  
インド洋方面
インド洋方面における機動作戦を行う為、南雲中将率いる空母機動部隊はインド洋の英軍拠点、セイロン島空襲作戦の為にスターリング湾を出撃した。
またベンガル湾方面での海上交通戦破壊の為に第一南遣艦隊も出撃した。
   
東部ニューギニア方面
ラバウルを占領し、南東方面侵攻の足掛かりを手に入れた陸海軍は、同方面の要衝ポートモレスビー攻略の足掛かりとする為に、東部ニューギニアのラエ及びサラモアに上陸。同地を占領した。
だが大本営陸軍部は豪州侵攻作戦を断念することになる。
   
     
4月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
1日 アフリカ戦線 独軍:第2次マルタ攻勢
国際情勢 ワシントン太平洋軍事会議を開催
2日
フィリピン方面 第二次バターン半島攻撃開始 3日
4日
インド洋方面 インド洋作戦:コロンボ空襲 5日 東部戦線 独軍:ブラウ作戦(カフカス占領作戦)発令
6日
7日
国内情勢 大日本体育会、発足(全運動競技団体を傘下に編入) 8日 国際情勢 英首相・米特使
ロンドン会談(北フランス上陸作戦に関する合意)
フィリピン方面 バターン半島占領
米比軍、降伏
9日 クリミア戦線 ソ連軍:クリミア総攻撃(失敗)
インド洋方面 インド洋作戦:
トリンコマリー空襲
英空母(ハーミス)撃沈
南西方面 セブ島上陸 10日 国際情勢 英印独立会談、決裂
フィリピン方面 バターン半島掃討作戦終了 11日
フィリピン方面 コレヒドール要塞攻撃準備を下令 12日
13日
陸軍航空部隊 陸軍:飛行師団司令部令制定
飛行集団を飛行師団へと改称
14日
大本営 改定第2段帝国海軍作戦計画を策定し、上奏裁可 15日
大本営 連合艦隊と支那方面艦隊に第2段作戦方針を指示 16日
17日
帝都方面 東京初空襲 18日 米軍関係 マッカーサー、南西太平洋軍司令官に就任
大本営 本土防空強化緊急対策を決定 19日
20日
21日
遣独潜水艦 第一次ドイツ派遣潜水艦(伊30潜)、ペナン出港 22日
23日 国際情勢 ヒトラー、独国の完全独裁権を掌握
国内情勢 昭和十七年度物動計画を閣議決定 24日
豪州方面 海軍航空隊:ダーウィン空襲 25日
26日
27日 国際情勢 米国:戦時経済措置を布告
28日
南西方面 海軍担当占領油田の油、本土還送開始 29日 独伊関係 ヒトラー・ムッソリーニ会談
国内情勢 第21回総選挙(翼賛選挙) 30日

1942年(昭和17年)4月の情勢
   
全般情勢
初期攻略目標に対しての最終段階。
攻略終了後に改定第2段帝国海軍作戦計画を策定する。
  
南西方面(南方資源地帯)
   
    
    
ビルマ方面
プローム攻略し、エナンジョン方面に進撃、エナンジョン油田地帯占領する。
航空部隊(第五飛行集団、後に第五飛行師団に改称)がビルマ領内に展開を開始。
陸軍はラシオ(ビルマ中央部)まで進出する。
     
インド洋方面
空母機動部隊を中心にインド洋に進出。コロンボ・トリンコマリー空襲を実施し、英空母との間にセイロン島沖海戦が発生する。
また同時にインド洋機動作戦として水上艦艇による通商破壊作戦を実施した。
    
フィリピン方面
第二次バターン半島攻撃作戦、そしてコレヒドール要塞攻略作戦実施を発令。
本作戦の為、南東方面各地に展開していた航空部隊から爆撃戦力をフィリピンに集結させ攻撃させることとなる。
   
関東方面
米空母部隊による東京空襲が実施された。空母『ホーネット』を発艦した米陸軍航空隊の双発軽爆撃機B-25×16機が日本領空に侵入。内、13機が東京上空に侵入し、初の日本本土空襲となった。
この被害に慌てた軍部によって積極防空の一端としてミッドウェー作戦が決定することとなった。
       
     
5月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 厚生省:健民運動を開催
『昭和35年内地人口1億人突破を期す』をスローガンに掲げる
1日
逓信省:近海の浮遊機雷処理者に対し奨励金交付を決定
臨時予算を閣議決定
南東方面 モレスビー攻略作戦開始
2日
南東方面 ツラギ占領 3日
南東方面 米機動部隊:ツラギ空襲 4日
大本営 MI作戦、AL作戦を発令 5日 インド洋方面 英軍:仏領マダガスカル島上陸
国内情勢 大本営政府連絡会議
『インド、アラビアに対する三国の共同声明見合せ』を決定
6日
フィリピン方面 米軍:フィリピン・コレヒドール島守備隊降伏 7日 国際情勢 国民政府:汪主席、満州国を訪問
南東方面 珊瑚海海戦
8日 クリミア戦線 独軍:ケルチ作戦開始
国内情勢 閣議
『昭和十七年度生産力拡充計画』を決定
国内情勢 金属類回収令 資源特別回収実施要綱
寺院の鐘・仏具等の強制供出命令
9日
フィリピン方面 コレヒドール要塞占領
フィリピン方面 ミンダナオ島の米比軍、降伏 10日
11日
国内情勢 閣議
『計画造船具体策』を決定
12日 東部戦線 ソ連軍:ハリコフ攻勢
ビルマ方面 ビルマ中部までの要域を占領し、ビルマ作戦(第一段)終了 13日 国際情勢 米国:西海岸地域の日系住民に退去命令
南東方面 ナウル・オーシャン攻略作戦、開始
国内情勢 『企業整備令』を制定
14日 国際情勢 米軍:陸軍婦人補助部隊の設置が決定
国内情勢 『企業整備令』実施 15日 国際情勢 満州:満蒙国境確定文書を確認
南東方面 ナウル・オーシャン攻略作戦中止を下令 米国:東部17州でガソリンの配給制が始まる
華北方面 支那派遣軍が(独断で)浙カン作戦を開始 16日 クリミア戦線 独軍:ケルチ攻略(クリミア半島全域を制圧)
17日 東部戦線 独軍:ハリコフ反攻
18日
19日
国内情勢 翼賛政治会結成(会長:阿部信行 20日
21日
国内情勢 陸軍省:『空の軍神』として加藤建夫隼戦闘隊長の戦死を発表 22日
23日
24日
国内情勢 第80回臨時議会召集 25日
国内情勢 日本文学報国会を結成 26日 アフリカ戦線 独伊軍:ガザラ再攻撃開始
27日
28日 東部戦線 独軍、ハリコフ占領
29日 国際情勢 ルーズベルト・モロトフ会談(ニューヨーク)
30日 西部戦線 英空軍:ケルン空襲(初の1000機爆撃)
31日

1942年(昭和17年)5月の情勢
   
全般情勢
南方資源地帯の攻略という当初の目的を達成した日本軍は、第二段階作戦へと移行していく。主に占領地の拡大であるが、それは既に限界に達している後方支援の限界、補給線の限界を超える戦域拡大である。
その第一手として行われたのが南東方面の要衝、ポートモレスビーに対する攻略作戦であり、その結果発生した初の空母対空母の海戦となった珊瑚海海戦である。
南東方面ソロモン、ニューギニア、そしてミッドウェー方面へと海軍は突き進み、日米の一大決戦へと突き進む。
一方陸軍もフィリピン全域の占領、ビルマ方面への進出と、占領地拡大へと突き進むのであった。
       
南西方面

    
    
ビルマ方面
南西方面の要衝マンダレー、アキャブを占領や、北部の拉孟、騰越、ミートキーナといった、後の激戦地なる各地を占領する。
一方、後に軍神となる飛行第六四戦隊戦隊長加藤建夫中佐が戦死した月でもあった。
    
フィリピン方面
第二次バターン半島攻撃作戦の一環であるコレヒドール島への上陸を開始しこれを占領、事実上フィリピンに於ける米軍の抵抗は排除された。以後、ネグロス島・ボホール島レイテ島・サマール島といった各地点在するの米軍の武装解除を実施する。
     
南東方面
米国と豪州の連絡線を遮断するという構想のもとに南東方面に進出した陸海軍部隊は要衝ポートモレスビーを攻略しようと艦隊を出撃させる。
これを迎え撃つ米空母部隊との間に空母対空母という世界初の海戦が勃発した。珊瑚海海戦である。
結果は日本海軍の勝利と言える結果に終わったが、実際には・・・
なにより戦略目標であるポートモレスビー攻略は中止となり、以後海路による攻略は行われなくなった。

またソロモン諸島の南東端に近いガダルカナル島。この対岸にあるツラギを海軍陸戦隊が占領実施。
潜水艦部隊による特殊潜航艇部隊がシドニー湾に向け出撃し、奇襲作戦を実施する。
    
ミッドウェー・アリューシャン方面
南東方面に於けるポートモレスビー攻略作戦に引き続き実施が決定していたミッドウェー作戦、アリューシャン作戦であるが、開戦以来最大規模の艦船を投入する本作戦の為、陸軍部隊が乗船した輸送船団がサイパン島を出港、また支作戦であるアリューシャン作戦でもアッツ島攻略を目的とした部隊が大湊を出撃していく。
  
関東方面
     
6月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
1日 国際情勢 独国:V1号の生産を開始
2日
3日
アリューシャン方面 ダッチハーバー空襲 4日 ビルマ方面 ビルマ中央行政機関設立準備委員会設立
ミッドウェー方面 ミッドウェー海戦(〜7日) 5日
アリューシャン方面 第二次ダッチハーバー空襲
(不時着した零戦が後に米軍に押収される)
陸海軍行政 陸海軍石油委員会設置
6日
アリューシャン方面 キスカ島占領 7日
アリューシャン方面 アッツ島上陸 8日
9日
国内情勢 農林省:農業生産奨励規則を公布 10日
神祇院
『職場に於ける大祓式について』の小冊子を全国に配布
職場に於ける大祓の励行を通達
11日
12日
13日
14日
15日
16日
17日
18日
19日
20日
21日
22日
23日
国内情勢 食糧管理法施行令』公布(7月1日より実施) 24日
25日
国内情勢 生活必需物資総合計画を閣議決定
(食糧・家庭用燃料・衣料につき需給計画配給確保)
26日
27日
28日
29日
30日
     
7月
      
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 関門鉄道トンネル開業、貨物列車に限り運転開始 1日
食糧管理法施行令』実施
2日
3日
4日
5日
6日
7日
国内情勢 文部省:高等女学校の英語教育を随意科目にする。
(授業時間を週3時間以内にするよう通達)
8日
9日
10日
11日
国内情勢 朝日新聞社:全国中等学校野球大会の中止を発表 12日
国内情勢 厚生省:妊産婦手帳規程実施
(栄養品の特別配給と買物の優先を決定)
13日
連合艦隊 第三艦隊新設 14日
15日
16日
17日
18日
19日
20日
21日
22日
23日
国内情勢 情報局:全国主要新聞社の整理統合方針を発表
(1県につき1紙とする)
24日
25日
26日
27日
28日
29日
30日
31日
     
8月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
1日
2日
3日
4日
国内情勢 農林省:『漁業生産奨励規則』を公布 5日
6日
南東方面 米海兵隊:ガダルカナル島上陸 7日
南東方面 第一次ソロモン海戦 8日
遣独潜水艦 第一次遣独潜水艦(伊30潜)、仏・ロリアン港に入港 9日
10日
11日
12日
13日
国内情勢 部落会・町内会・隣組を大政翼賛会の指導下に編入 14日
陸軍 在独陸軍武官に欧亜連絡機として独飛行機の購入希望を打診
15日
16日
17日
18日
19日
南東方面 ガダルカナル島の飛行場を米軍機が使用開始 20日
国内情勢 日米交換船到着(来栖大使を含む邦人1400人が帰国)
(第一次日米交換船『浅間丸』『コンデベルデ号』到着)
国内情勢 中学校・高等等学校における学年短縮案要綱を閣議決定
(中学校 4年制)
(高等学校 2年制)
21日
南東方面 ガダルカナル島第一次攻撃失敗(一木支隊全滅)
22日 東部戦線 独軍:スターリングラード攻略作戦開始
23日
南東方面 第二次ソロモン海戦 24日
25日
26日
27日
南東方面 ポートモレスビー攻略作戦、中止 28日
29日
30日
31日
     
9月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 大東亜省の設置を閣議決定 1日
食糧管理法に基づき中央食糧営団を設立
2日
3日
4日
5日
6日
7日 国際情勢 駐独大使、独ソ和平問題、極東ソ連軍の西送状況、日本海軍のインド洋進出希望等を日本に打電
8日
9日
10日
11日
南東方面 ガダルカナル島第二次攻撃開始(川口支隊) 12日 東部戦線 独軍:スターリングラード突入
13日
南島方面 ガダルカナル島第二次攻撃失敗(川口支隊、後退) 14日
大本営 太平洋と豪州方面に対する防衛地帯設定要領を策定 15日
国内情勢 満州国:新京で建国十周年記念式典を挙行
国内情勢 在日宣教師を抑留所に強制収容 16日
17日
18日 インド洋方面 英軍:マダガスカル島東部に上陸
国内情勢 連絡会議:対泰施策の件を決定 19日
20日
21日
22日
23日
24日
25日
陸軍省 陸軍防衛召集規則を制定公布 26日
27日
国内情勢 連絡会議:帝國軍作戦地域内の敵国人財産の処理運営の件を決定 28日
29日
30日
     
10月
     
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
1日
2日 西部戦線 独軍:V2号ロケット、打ち上げに成功
3日
4日
国内情勢 東京で防空総合訓練を開始 5日
6日
7日
遣独潜水艦 第一次遣独潜水艦(伊30潜)、ペナン港に入港 8日
9日
10日
国内情勢 鉄道省:時刻表に24時間制を導入 11日
12日
国内情勢 全国の百貨店:売り場面積の縮小と統制会等への提供を決定 13日
南東方面 戦艦によるガダルカナル島砲撃作戦
遣独潜水艦 第一次遣独潜水艦(伊30潜)、シンガポール港にて触雷沈没
14日
15日
16日
17日
18日
19日
20日
21日
22日 東部戦線 独軍:レニングラード攻撃失敗
イタリア戦線 英軍:トリノ大空襲
23日 アフリカ戦線 連合国軍:エル・アラメイン反攻を開始
独伊軍:エジプト撤退
南東方面 ガダルカナル島第三次攻撃開始(第二師団 24日
南東方面 ガダルカナル島第三次攻撃失敗(第二師団、後退) 25日
南東方面 南太平洋海戦 26日
軍令部 海軍航空隊令改正
27日
28日 アフリカ戦線 英軍:エル・アラメイン南方の独戦車部隊を撃破
29日
国内情勢 東京市に対する隣組単位による家庭用蔬菜登録制を閣議決定 30日
31日
     
11月
    
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
国内情勢 大東亜省設置
拓務省廃止

興亜院廃止
1日
2日 アフリカ戦線 独伊軍:エル・アラメインから退却
3日
4日
5日
6日 西部戦線 ヴィシー仏司令官、英軍の降伏
国内情勢 3月の大本営政府連絡会議でに決定した世界情勢判断を修正して決定
首相、情勢判断を内奏
7日
鉄道省:乗車券の販売制限、乗り越し禁止を発表(11月14日より実施)
(行楽旅行・買出しの抑制の為)
8日 アフリカ戦線 連合軍:北アフリカに上陸
9日
国内情勢 戦時港湾荷役力緊急増強策を閣議決定 10日 国際情勢 ヒトラー・ラヴァル会談
11日 西部戦線 ダルラン、連合軍に降伏
独軍:南仏に侵入
アフリカ戦線 独伊軍:チュニジアに上陸
英仏軍:モロッコにて停戦
南東方面 第三次ソロモン海戦 12日
13日 アフリカ戦線 独伊軍:トブルク撤退
14日
国内情勢 関門鉄道トンネル、旅客営業を開始 15日
国内情勢 東京府:家庭用蔬菜の登録制販売を実施 16日
海軍関係 企画院に船舶13万総トン増徴を要求 17日
18日 アフリカ戦線 英軍:キレーネ入場
19日 東部戦線 ソ連軍:スターリングラードにて反攻作戦開始
20日 アフリカ戦線 英軍:ベンガシ占領
21日
22日 東部戦線 独軍:ドン軍集団新設(司令官:マンシュタイン元帥)
23日 東部戦線 ソ連軍:カラチ奪還 スターリングラード包囲
24日 東部戦線 独軍:ヒトラーのスターリングラード死守命令発令
25日 アフリカ戦線 連合軍:チェニス攻略失敗
26日
27日 西部戦線 独軍:ツーロン占領・仏艦隊自沈
ヴィシー仏政府:解体(独軍:全フランス占領)
陸軍関係 独航空省:マウザー砲の対日譲渡を決定(20o砲2000丁及び秘密弾薬) 28日
29日
30日
      
12月
      
国内情勢 / 陸海軍関係 国際情勢
1日
2日
国内情勢 第1回大東亜戦争美術展開催(東京府立美術館) 3日
4日
国内情勢 大本営政府連絡会議:船舶増徴を決定 5日
6日
陸軍関係 参謀本部作戦部長田中新一解任 7日 西部戦線 英軍:ボルドー・南西フランスにコマンド攻撃開始
ニューギニア方面 バサブアの日本軍玉砕 8日
9日
10日
11日
12日
13日 アフリカ戦線 独伊軍:エル・アゲイラから撤退
14日
15日
16日 東部戦線 ソ連軍:ドン川河畔で攻勢開始
伊軍:第8軍壊滅
17日
国内情勢 大本営政府連絡会議
対支処理根本方針と具体的方策(汪政権の強化と参戦承認・対重慶和平工作の中止等)を決定
18日
19日
20日 西部戦線 英軍:夜間爆撃本格化
オーボエ航法援助レーダーを採用
国際情勢 国民政府
汪兆名主席ら、東京に到着し陸相と懇談
日華協力で一致戦争完遂に提携邁進するとの談話を発表
国内情勢 御前会議
『大東亜戦争完遂のための対華処理根本方針(対支処理根本方針)』を決定
21日
22日
国内情勢 東京:ガス使用量を超過した家庭に対し、1戸1孔にする為の閉塞班が出動 23日
大日本言論報国会、設立
国内情勢 第81階帝国議会召集 24日
25日 アフリカ戦線 米軍:ダカール上陸
英軍:シルテ占領
26日
27日
国内情勢 日本出版文化教会:単行本・雑誌に対し用紙の割り当てを大幅減配を決定 28日 東部戦線 独軍:A軍集団、カフカスより退却
29日
30日
陸海軍関係 大本営
ガダルカナル島撤退を決定
中部ソロモン防備強化
ニューギニア方面への戦力増強
以上の作戦方針を決定
31日