大日本帝國陸軍戦闘機
三式戦闘機『飛燕』二型(キ61-U改)
ミキシングビルド
  ハセガワ 1/48 三式戦闘機『飛燕』T型丁
  ハセガワ 1/48 五式戦闘機T型乙


作例は太平洋戦争末期に飛燕U型を配備した飛行第五六戦隊所属機。
本機は風防を水滴風防とした後期生産型である。
キ61-U改は生産機数が少なく、部隊配備されたのは60機前後と言われているが、同戦隊はその数少ないキ61-U改装備部隊である。
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三式戦U型の作製を開始したのが2010年10月・・・完成が2011年10月。実に1年もの作製期間を経て、ようやく完成しました。当然のように実質的な作製期間が2ヶ月程度だったというのは秘密でもなんでもない。
PCモニターの前にサフだけ吹いた状態でず〜〜〜〜っと放置され、その間オイラの妄想を沸かせてくれたコイツには感謝である。っていうか、さっさと塗装しろやっ!

さて本機ですが、碌な資料も無いまま、雑誌(モデルアート)の作製記事だけで作業を進めてみた。それこそ勢いが全てである。まぁ一応完成したので問題なし・・・としておこう。余りにも完成しない&放置中のキットが多すぎるので。

当初は全面銀塗装で仕上げる予定だったのだが、資料が無いのである。元々戦時中のU型の写真は数が少なく・・・確か3枚程度といわれてたかな?・・・全面銀色塗装の機体にして良いものか悩む羽目になった。多分初期の機体なら有りだろう。でもなぁ〜・・・ そんな訳で本機は予定を変更して飛行第五五戦隊所属にすることにした。まぁそれも途中で変更して五六戦隊所属に変更となったのだが。(その煽りを喰らったのが同時に作製した三式戦T型丁だったのだが。)

今回の作製に当たって・・・どうやらオイラは三式戦のキットには恵まれていないということがよ〜く分かった。なんというかキットが悪いのか、オイラの腕が悪いのか・・・
機体は捩れてるし、ヒケも凄い。全体の合いも悪い・・・・良いところがまるで無いのだが。しかも昔作った三式戦T型丙や五式戦T型乙も同様・・・となると、元が悪いのが、たまたまハズレだったのか、非常に微妙である。
しかも、どうも三式と五式のパーツ部分の結合処理が甘かった性か、塗装時には気づかなかったのに、撮影して確認するとはっきりと処理の甘さが目に付くという有様である。
だが、流石にもう一機これを作製する気にはなれない。ほんと、ファインモールドあたりで1/48を出してくれないだろうか。当然水滴風防の後期型で。

ちなみに余った五式戦と三式戦の残り部品で1機組み上げることが出来なくもない状態である。それこそIF戦記あたりに出てくる『当初から空冷で計画された三式戦』という奴がである。
当然、当初はそういった計画もあったのだが・・・・・無理。今からもう1機これと同じような作業は嫌(><)
だいいち、そんなの作るぐらいなら普通に五式戦T型甲を作製するわっ!!
でも五式戦か・・・・ちょっとキットの出来がアレだと作る気失せるなぁ。

三式戦闘機『飛燕』に関する解説
(2011.10.17 完成)