帝國海軍の軽巡洋艦(7)  





大淀
  阿賀野級同様、旧式化した5,500t級軽巡に代わる潜水戦隊旗艦用として2隻が計画されたが、実際に建造されたのは1隻である。

通信能力、航空機偵察能力、旗艦設備等の要求に応えるべく設計した結果、当初の5,500t級を大きく上回る8,000tにまで大きくなった。

竣工後は当初計画のような使用は出来ず、輸送任務に使用された後旗艦設備の充実工事後、連合艦隊の旗艦として採用された。しかし連合艦隊司令部の陸上への移転に伴い再び艦隊に編入されている。

捷一号作戦、北号作戦に参加したのち、本土にて空襲を受け、大破転覆した。



  
大淀の要目 (新造時) (最終時)
基準排水量 8,164t
全長(L) 192.0m
水線長(W.L) 189.9m
最大幅(B) 16.6m
主機 艦本式タービン4基4軸
110,000馬力
速力(K.NT) 35ノット
航続力 18ノット/8,700海里
武装 主砲 15.5p3連装砲*2門6門
高角砲 10p連装高角砲*4基8門
機銃 25o連装機銃*6基12門 25o3連装機銃*12基36門
25o単装機銃*16基
航空兵装 6機
同型艦 1隻 夕張



(大淀の戦歴)