大日本帝國海軍夜間戦闘機
彗星一二戊型 『彗星夜戦』
ファインモールド 1/48 彗星夜戦一二戊型
作例は昭和20年6月、沖縄航空戦に参加した131空『芙蓉部隊』所属機である、川口次男上飛曹(操縦)/大野隆正大尉(偵察) 搭乗機。

本機は昭和20年5月末に藤枝基地から鹿児島・岩川基地に進出した戦闘804偵察分隊長 大野大尉の乗機。
(機体は6月21日に補充された第二時宗隊の彗星5機の内の1機)
川口次男上飛曹/大野隆正大尉は6月21日〜22日の沖縄攻撃・菊水十号攻撃に参加した。目標は夜間特攻をかける天航空隊(『白菊』及び零式観測機部隊)を援護する為に伊江島を爆撃し、米戦闘機の出撃を阻止制圧する予定だった。だが沖縄北端に達したとき、雲により目標に攻撃できず、代わりに中飛行場を攻撃。雲上から三一号光電管爆弾を投下して帰投している。
(各画像をクリックすると大きな画像が表示されます)
彗星夜戦です。一二戊型です。しかも芙蓉部隊所属機です。

ある意味、オイラにとっての本命中の本命。その割には作例はショボイですが・・・(´・ω・`)
でもまぁ念願の彗星が作れたので満足です。
たまたま買ったキットだけですかねぇ? ちとパーツの合いとかがハズレっぽかったです。だからもう1機、今度は二式艦偵を作ってみたいと思ってます。
キットは1/48だとファインモールド製しか知らないんですが、他所のメーカーは出さないんですかね? タミヤとかハセガワあたりも出してくれたら作り比べてみたいんですけど。

今回、プラモを作って初めて出てきた疑問点がありました。まぁたいしたことではないんですが、垂直尾翼の形状です。
彗星一二型に比べて空冷の三三型は垂直尾翼が若干大きくなってます。でも彗星夜戦一二戊型って三面図みても三三型と同じ垂直尾翼なんですよね。(例外もあるが・・・) 全機一二型からの改造のはずなのに。わざわざ改造時に垂直尾翼を変更したとも思えないのだが、そうなると一二型も後期の三三型と生産が重複していた時期には垂直尾翼は変更されていたのだろうか?(そう考えるのが自然かと?)何機程度が垂直尾翼を変更したんだろうか。生産時期からみると90機程度は可能性があるんですけどね。

さて、作例ですが塗装は愛知系暗緑色(カラーチャートを見て調合)をベースに、パネルラインに沿って広い部分に三菱系暗緑色を吹いてみました・・・・・・・全然っわからん(笑) 画像どころか目で直接見ても分かりづらいし。殆ど自己満足だけで終わってしまった。もっと極端なぐらい色合い変えても良かったなぁ。
あと水平尾翼の偏流測定線、かなぁ〜り細くマスキングテープ貼ったつもりだったんだけどなぁ。この半分の細さにしないとダメでしたね(泣)
 

二式艦偵・彗星艦爆・彗星夜戦に関する解説
(2008.11.14 完成)